国内クレアチンチュアブル比較 2026 — 認証・剤形・甘味料・価格で選ぶ

国内で買えるクレアチンチュアブル3製品(Myprotein・BAZOOKA・Kentai)と圧縮錠タブレット2製品をスペック比較する。1食量3〜5g・甘味料の種類・クレアピュア®使用・アンチドーピング認証・1食コストで選定基準を整理する。

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国内で購入できるクレアチンチュアブルは2026年5月時点で主に3製品(Myprotein クレアピュア® 噛めるクレアチン・BAZOOKA クレアチン チュアブル・Kentai パフォーマンスタブ クレアチン)。1食あたりのクレアチン量は3〜5g、1食コストは公式推奨量基準で約93〜148円のレンジ(Kentaiを3g換算した場合は約89円)。クレアピュア®使用とアンチドーピング認証の両方を公式に確認できるチュアブルは、現時点でMyproteinとBAZOOKAの2製品である(Kentaiは原料の出典が公式に未確認)。

本記事では、チュアブル3製品のスペックを1食コスト昇順でフラットに比較し、剤形・甘味料・認証・価格の4軸から選定基準を整理する。水なしで携帯できる粉末以外の選択肢を探している読者向けの内容となる。なお本記事の製品スペックは各メーカー公式サイトの情報に基づく(2026年5月時点)。


クレアチンのチュアブルはどんな製品があるのか

国内で流通するクレアチンチュアブルは2026年5月時点で3ブランド。Myproteinが約93円/食、BAZOOKAが約129円/食(通常価格)、Kentaiが約148円/食(公式推奨量5g基準)とそれぞれ異なるコスト帯に位置する。いずれも水・シェイカー不要で噛んで食べるタイプであり、粉末クレアチンの溶解作業が不要な点で共通する。Albagachiev et al.(2026, Pharmaceuticals)はチュアブル等の新剤形を摂取コンプライアンス改善の手段として整理している。

チュアブル(chewable)とは噛んで食べるタイプの剤形を指し、フレーバーが付いている製品が多い。粉末クレアチンをシェイカーに溶かす手間がなく、外出先・職場・ジムロッカー内など場所を選ばず摂取できる点が特徴となる。

国内で単独クレアチン成分として確認できるチュアブル製品はMyprotein・BAZOOKA・Kentaiの3ブランドが主力。HMBとクレアチンの複合チュアブル(matsukiyo LAB HMB3000 with クレアチン、クレアチン量2g/食)は比較表の主要対象外としている。


チュアブルとタブレット(圧縮錠)はどう違うのか

チュアブルと圧縮錠(タブレット)は、見た目が似ていても摂取方法が異なる別カテゴリの剤形である。チュアブルは噛んで崩し、フレーバーを楽しみながら食べるのに対し、圧縮錠は噛まずに水で飲み込む固形剤形である。国内のクレアチン圧縮錠にはHALEO CREATINE TABS(4.8g/12粒、約116円/食)とバルクスポーツ クレアチン タブレット(4.8g/12粒、約116円/食+送料)が確認されている。剤形の選択は、Kreider et al.(2022, Nutrients)がレビューした通り吸収量に実質的な差をもたらさないとされており、主に摂取の利便性と習慣化しやすさが判断軸となる。

チュアブルの主な特徴は、水なしでも摂取できる点と、甘味料・フレーバーにより複数の味が選択できる点にある。ジムバッグの中に小分けにして持ち運び、トレーニング前後にすぐ摂取できる利便性が粉末製品との最大の差異といえる。

圧縮錠はフレーバーを持たないシンプルな構成が多く、大容量での提供が可能な場合がある。チュアブルが「飲みやすさ・持ち運び」を重視するのに対し、圧縮錠は「シンプルな成分・まとめ買い」を重視する選択肢として位置づけられる。


各製品のスペックをどう比較するか

Myprotein クレアピュア® 噛めるクレアチンは約93円/食(クレアチン3g/3粒、最終製品Informed Choice認証、確認したベリーフレーバーでは甘味料表示なし・デキストロース使用)、BAZOOKAは約129円/食(通常価格、クレアチン3g/3粒、クレアピュア®使用によるケルンリスト®登録原料の採用、ステビア使用)、Kentaiは約148円/食(クレアチン5g/5粒の公式推奨量基準、スクラロース使用、原料・製品ともに認証情報未確認)。1食コスト昇順で並べると、Myprotein→BAZOOKA→Kentaiの順となる。Kreider et al.(2022, Nutrients)がレビューした試験では、剤形間の差は実質的に小さい範囲に整理されているため、製品選択には価格・甘味料・認証の3軸が重要な判断基準となる。

以下の比較表は各製品の公式推奨量ベースで1食コストを算出している。なおKentaiは公式推奨量が5粒(クレアチン5g)のため、Myprotein・BAZOOKAと同一の3g基準で換算すると3粒・約89円/食(¥1,479/50粒×3粒)相当になるが、メーカー推奨用量との乖離が生じるため比較表では公式推奨量を基準とした。

チュアブル3製品 スペック比較(1食コスト昇順、2026年5月時点)

製品剤形1食あたりクレアチン量(粒数)1食コスト(通常価格)甘味料クレアピュア®アンチドーピング認証フレーバー
Myprotein クレアピュア® 噛めるクレアチンチュアブル3.0g(3粒)約93円(¥2,790/30食)確認したフレーバー(ベリー)では甘味料表示なし(デキストロース・天然香料)ありInformed Choice(最終製品認証)ベリー
BAZOOKA クレアチン チュアブルチュアブル3.0g(3粒)約129円(¥3,880/30食)※ステビア(天然甘味料)あり(Creapure®・ケルンリスト®登録原料)レモン
Kentai パフォーマンスタブ クレアチンチュアブル5.0g(5粒)公式推奨約148円(¥1,479/10食)スクラロース(人工甘味料)未確認レモン

※BAZOOKAは定期特別価格¥3,298/30食(約110円/食)でも購入可能。本表は通常価格を基準とする。

注意点:

  • 「1食あたりクレアチン量」はクレアチンモノハイドレートの含有量を示す。製品総重量は製品により異なる(BAZOOKAは3粒で約4.5g、Kentaiは5粒で約12.5g)
  • Myproteinは在庫状況が変動する場合がある(2026年5月時点で確認要)。実売価格はセール時に変動することが多い。原材料はベリーフレーバーで確認したものであり、他フレーバーで配合が異なる可能性に留意
  • Kentaiのクレアピュア®使用有無は公式サイトに記載がなく未確認(一般的なクレアチンモノハイドレートとの表記のみ)。アンチドーピング認証も最終製品では確認できない
  • BAZOOKAのケルンリスト®登録は原料(クレアピュア®)レベルでの登録であり、最終製品単位での第三者機関認証とは性質が異なる
  • Myproteinは最終製品レベルでInformed Choice認証を取得していると公式情報で確認できる

参考: タブレット(圧縮錠・噛まずに飲み込むタイプ)2製品

製品剤形1食あたりクレアチン量(粒数)1食コスト甘味料クレアピュア®アンチドーピング認証
HALEO CREATINE TABS圧縮錠4.8g(12粒)約116円(¥3,610/31食)なしあり(ケルンリスト®登録原料)BSCG(最終製品検査プログラム)
バルクスポーツ クレアチン タブレット圧縮錠4.8g(12粒)約116円+送料(¥3,610/31食、送料¥1,100別途)なしあり(100%・ケルンリスト®登録原料)未確認

チュアブルの吸収速度はパウダーと違うのか

Kreider et al.(2022, Nutrients)がレビューした試験では、クレアチン2g投与時の全体吸収量(AUC)は液体溶液622±193 µmol·h/L、ゲル懸濁液399±196 µmol·h/L、硬キャンディ形態438±131 µmol·h/Lと報告されており、剤形間の差は実質的に小さい範囲に整理されている。Albagachiev et al.(2026, Pharmaceuticals)は速溶解剤形(チュアブル・グミ・固体分散体等)の開発トレンドを概観し、チュアブル等の新剤形を「摂取コンプライアンス改善の手段」として位置づけている。

Kreider 2022でレビューされた剤形は「hard candy lozenge(硬キャンディ型ロゼンジ)」であり、現行のチュアブルタブレットとは製剤構成が異なる点には留意が必要である。ただし「チュアブル系の剤形でも吸収量がパウダーと実質的に異なるとは示されていない」という方向性の参考として引用できる。

チュアブルの主な利点は吸収速度にあるのではなく、「継続摂取の利便性」にある。Albagachiev et al.(2026)は摂取コンプライアンスの改善という観点でチュアブル等の新剤形の意義を論じており、水・シェイカーが不要な形状が習慣化を支援するという文脈で評価されている。


アンチドーピング認証付きのチュアブルはあるか

国内のクレアチンチュアブルでアンチドーピング認証関連の情報を公式に確認できるのは、2026年5月時点でMyprotein とBAZOOKAの2製品である。Myproteinは最終製品レベルでInformed Choice(英国LGC社)認証を取得しており、BAZOOKAはクレアピュア®使用によりケルンリスト®(ドイツ・ケルン大学)登録原料を採用している。Kentai パフォーマンスタブ クレアチンには公式に確認できるアンチドーピング関連情報がない。Kreider et al.(2022)は製品の純度と汚染リスクが競技者にとって重要な評価軸であることを指摘している。

Informed Choiceは最終製品単位の第三者検査プログラム(英国LGC社が実施)であり、ケルンリスト®はドイツ・ケルン大学スポーツ医学センターが管理する原料・製品の検査プログラムである。両者ともIOC・WADA基準に則ったドーピング禁止物質の不検出を確認するが、検査対象(最終製品か原料か)と認証プロセスが異なる(詳細は認証制度の比較記事を参照)。スポーツ競技に参加しドーピング検査の対象となる可能性がある場合は、各競技団体のルールに従い認証取得製品の利用が推奨されている。

クレアピュア®(Creapure®)は原料レベルの品質認証であり、最終製品単位のアンチドーピング認証とは別の制度である。クレアピュア®を使用しているからといって自動的に最終製品単位の認証を取得しているわけではなく、最終製品レベルでの検査・認証が別途必要となる。Myproteinは最終製品レベルのInformed Choice認証を取得しており、BAZOOKAはクレアピュア®使用によるケルンリスト®登録原料を採用している。一方、競技者でない一般の利用者にとっては、認証の有無は必須の選定軸ではなく、コストや甘味料の好みなど他の要素を優先する選択も成り立つ。


よくある質問

Q. クレアチンのチュアブルと圧縮錠(タブレット)は何が違うのか

チュアブルは噛んで崩すタイプで、フレーバーが付いており水なしでも摂取できる。圧縮錠(タブレット)は噛まずに水と一緒に飲み込む固形剤形で、フレーバーを持たないシンプルな構成が多い。チュアブルは「水・シェイカーなしで持ち運びたい」ニーズに対応し、圧縮錠は「余計な甘味料・添加物を省きたい」ニーズに応える選択肢として整理できる。

Q. アンチドーピング認証付きのクレアチンチュアブルはあるか

2026年5月時点で公式に確認できるのは、Myprotein(最終製品Informed Choice認証)とBAZOOKA(クレアピュア®使用によるケルンリスト®登録原料の採用)の2製品である。両者は性質が異なり、Myproteinは最終製品単位、BAZOOKAは原料単位での認証となる。競技スポーツへの参加状況に応じて、各競技団体が推奨する認証プログラムを確認した上で選択することが望ましい。

Q. 人工甘味料を避けたい場合、どのクレアチンチュアブルを選ぶか

人工甘味料を使用しない選択肢は、Myprotein(確認したフレーバー(ベリー)では甘味料表示なし・デキストロース+天然香料)とBAZOOKA(ステビア・天然甘味料)の2製品がある。Kentaiはスクラロース(人工甘味料)を使用している。デキストロース(ブドウ糖)自体は人工甘味料ではなく糖類として分類される成分である。Myproteinは他フレーバーで配合が異なる可能性があるため、購入前に当該フレーバーの原材料表示を確認することが望ましい。


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  • クレアピュア®(Creapure®)の品質基準と一般クレアチンモノハイドレートとの違い: (/guides/creatine-purity-creapure)
  • クレアチンの剤形(パウダー・タブレット・リキッド)による摂取性の比較: (/guides/creatine-dosage-form-comparison)
  • クレアチンのローディングは必要か — 3g継続摂取との比較: (/guides/creatine-loading-necessity)

参考文献

  1. Kreider RB, et al. “Bioavailability, Efficacy, Safety, and Regulatory Status of Creatine and Related Compounds: A Critical Review.” Nutrients. 2022;14(5):1035. DOI: 10.3390/nu14051035
  2. Albagachiev SA, et al. “State of the Art and Development Trends in Obtaining Fast-Dissolving Forms of Creatine Monohydrate.” Pharmaceuticals. 2026;19(1):128. DOI: 10.3390/ph19010128